「何もしたくない」
でも、休んでも回復しない。寝ても疲れてる。頭が重い。 考えようとしても、思考が止まる。 やらなきゃいけないのに、体が動かない。
でも不思議と、完全には止まれない。ずっと何かに追われている。
もし今あなたがそんな状態なら、それは“甘え”ではありません。

むしろ、長い間頑張り続けてきた人ほど、こうなります。
“怠けている”のではなく、エネルギーが枯渇している状態

「こんな自分はダメだ」「もっと頑張らなきゃ」そうやって、自分を責め続けていませんか?
でも実は、本当にエネルギーが切れている時、人は動けなくなります。 頭が回らない。考えがまとまらない。簡単なことすら、なかなか手につかない。
それは、気合が足りないからではありません。 心も脳も、ずっと緊張し続けて、限界に近づいている状態なんです。
特に、
- 本当は嫌なのに笑ってしまう
- 空気を壊さないように我慢する
- 「私が悪いのかも」と自分を責める
- 人に迷惑をかけないよう気を張る
- 期待に応えようと無理をする
そんなことを、長い間繰り返していると、少しずつ、“自分の心”が分からなくなっていきます。
何が好きなのか。何が嫌なのか。本当はどうしたいのか。 それすら、分からなくなっていく。

実は私自身も昔、似たような状態になったことがあります。
何か大きな理由があったわけではないのに、気づくと涙が止まらない時期がありました。 悲しいわけでもないのに、ただ涙が出る。
今思えばあれは、「もうこれ以上は無理だよ」という心のサインだったのだと思います。 傷つき、気づけば、心のエネルギーが空っぽになっていました。
だからこれは、「頑張れない」のではなく、もうすでに、頑張り続けてきた結果なんです。 心が“これ以上は無理”とブレーキをかけていることもあるんです。
本当に苦しい人ほど、“頑張らなきゃ”をやめられない
「そんなに辛いなら、少し休めばいいのに」 周りから見れば、そう思われるかもしれません。
でも、本当に限界まで頑張ってきた人ほど、“頑張ること”をやめられなくなります。
休んだら、迷惑をかける気がする。 止まったら、全部ダメになりそうで怖い。
ちゃんとしなきゃ。もっと頑張らなきゃ。もっと我慢しなきゃ。 そうやって、自分を追い立て続けてしまう。
そしてそれは、気持ちの問題だけではありません。

特に、母親になると、子どものお世話、家事、仕事、お金のこと…。 毎日やることが山のようにあって、「今日は無理だから全部やめよう」なんて簡単にはできない。
自分が動かなければ、回らなくなる現実がある。 だから、限界でも止まれない。苦しくても、動くしかない。
そうやって、心のエネルギーを削りながら、必死に毎日を回している人は、本当に多いと思います。
だから、心も体も限界なのに、無理して動こうとしてしまうんです。
特に、責任感が強い人ほど、「休む=甘え」のように感じてしまうことがあります。 でも本当は、苦しくなるまで頑張ってしまう時点で、すでに十分すぎるほど頑張ってきたんです。

“変わろう”とし続けた人ほど、逆に苦しくなることがある
苦しい毎日から抜け出したくて、「変わらなきゃ」と思った。 もっと前向きにならなきゃ。もっと強くならなきゃ。ちゃんと考え方を変えなきゃ。 私自身、ずっとそう思っていました。
だから私は、「変われば楽になれるかもしれない」と思って、心理学を学んだり、自己啓発を読んだり、“心を楽にする方法”を必死に探してきました。
でも、どれだけ頑張っても、楽になれなかった。 それどころか、「こんなに学んでも変われないなんて」と、さらに自分を責めるようになっていました。
なぜなら私は、「今の自分ではダメだから、変わらなきゃ」を前提にしていたから。
苦しい自分。弱い自分。動けない自分。そんな自分を、ずっと否定し続けていました。
でも本当は、必要だったのは“もっと変わること”ではなく、まず、苦しんでいる自分を否定しないことだったんです。
「あなたに必要だったのは、“もっと頑張ること”じゃなかった」
私はずっと、「もっと頑張れば変われる」と思っていました。
もっと前向きにならなきゃ。もっと強くならなきゃ。もっとちゃんとしなきゃ。 そうやって、苦しい自分を変えようとしていたんです。
でも、本当に必要だったのは、“さらに頑張ること”ではありませんでした。 まず必要だったのは、「もう十分頑張っていた」と認めることでした。
私はずっと、苦しい自分を“ダメな自分”として否定し続けていたんです。
動けない自分。疲れている自分。弱っている自分。 そんな自分を受け入れてはいけない気がしていました。
だから、もっと頑張ろうとしていた。もっと変わろうとしていた。 でも本当は、限界になるまで耐えてきただけだったんです。
そして、敵だったと思っていたその苦しさは、本当は、「もう無理してるよ」という、心からのサインだったのかもしれません。

「私は、“自分を変える”のをやめた時に少しずつ回復し始めた」
以前の私は、苦しい自分を、なんとか変えようとしていました。
もっと前向きにならなきゃ。ちゃんとした母親でいなきゃ。 こんなことで苦しんではダメだ。早く元気にならなきゃ。 そうやって、苦しい自分を無理に変えようとしていました。
でも、ある時から少しずつ、「今の自分を否定し続けること」の方が、苦しかったのかもしれない。そう思うようになりました。
だから私は、無理に前向きになろうとすることをやめました。
苦しい時は、「苦しいんだな」 疲れた時は、「疲れてるんだな」 動けない時は、「今は動けないくらい消耗してるんだな」
そんなふうに、まずは否定せずに見ることを少しずつ始めました。
もちろん、すぐに元気になれたわけではありません。 何度も落ち込んだし、また自分を責めてしまう日もありました。
それでも、“ダメな自分”として追い詰め続けていた心を、少しずつ、「ずっと苦しかったんだね」と見られるようになった時から、心はゆっくり、回復し始めた気がします。
もしあなたが今、“もう無理かもしれない”と思っているなら
何もしたくない。動けない。考えられない。でも、止まることもできない。
そんな状態が続くと、「自分はダメなんじゃないか」「弱い人間なんじゃないか」そう思ってしまうこともあるかもしれません。
でも私は、そうやって苦しくなる人ほど、本当は、ずっと無理をして、頑張り続けてきた人なんだと思います。
人に気を使って。期待に応えようとして。ちゃんとしようとして。 自分の気持ちを後回しにしながら、必死に毎日を生きてきた。
だから、もう動けないくらい、心が疲れ切ってしまった。
何も感じないようにしたり。考えないようにしたり。 苦しくても、「大丈夫」と自分に言い聞かせながら、ずっと、自分を支えてきたのかもしれません。
それは、弱いからではなく、限界まで耐えてきたということなんだと思います。
もし今、あなたが「もう無理かもしれない」そう感じているなら、まずは、今の苦しさを否定しないであげてほしいんです。
あなたの心は、壊れてしまったわけじゃない。 ずっと、無理をしながら、必死にここまで生きてきたのかもしれません。
なぜ私は、ずっと苦しかったのに変われなかったのか
以前の私は、「もっと変わらなきゃ」と思い続けていました。
でも今振り返ると、私はずっと、“苦しんでいる自分”を否定しながら生きていたんです。
つらいと感じる自分。傷ついている自分。限界なのに動けなくなる自分。 そんな自分を、受け入れてはいけない気がしていました。
だから、無理に前向きになろうとした。変わろうとした。頑張ろうとした。
でも、どれだけ頑張っても苦しかったのは、“自分を否定したまま”変わろうとしていたからだったのかもしれません。
本当に必要だったのは、もっと頑張ることではなく、まず、苦しんでいる自分の声をちゃんと聞いてあげることでした。

もしあなたも今、「なぜこんなに苦しいんだろう」「どうして変われないんだろう」そう感じているなら、
次の記事では、私がずっと気づけなかった「苦しさの本当の原因」について、もう少し深くお話しします。

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